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2011年7月24日 (日)

薬師岳縦走-2 薬師岳を越えて

・・・薬師岳縦走-1 折立~薬師岳山荘 より続く

朝起きてみると・・・一面のガス。「あらららら・・・」と思ったものの今日は長丁場、4:30、まだ薄暗い薬師岳山荘を出発しました。
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山荘前の登りを、暗いガスの中登っていくと、次薬師に近付く頃、空が明るくなってきました。「おおっ!」とテンションアップしてペースを上げると、ガスの中から御来光です。
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東南尾根との分岐点、次薬師の避難小屋とケルンです。緩やかに尾根が二つに分かれ、進路が変わるので、下山時のガスの中では要注意ポイントです。ケルンは昭和38年冬の愛知大学13名遭難事故碑だそうです。
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ガスが途切れ、薬師岳の山頂が姿を現してきました。今日の御来光は諦めていたので喜びもひとしおです。
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中央に薬師岳山頂の祠が見えてきました。
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薬師岳山頂に到着です。
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振り返ると、ガスが消え、遠く眼下に薬師岳山荘も姿を現しました。
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どんどんガスが消え、昨日から見えていなかった北ノ俣岳も姿を現しました。
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昨日折立から登ってきた道もよく分かります。ちょいと地名入りバージョンを・・・(クリックすると大きめの画像が開きます)
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そして今から進むのはこちら側。まずは正面のピーク(北薬師岳)まで細い岩稜帯を進みます。
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その向こうには今日の行先五色ヶ原から、剱岳までの山々が屏風のように立ちはだかっています。
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山頂からの朝をしばらく堪能し、北薬師岳に向けて出発です。
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やっぱり稜線歩きは良いなぁ。。。
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でもなかなか険しい登山道です。
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30分程で北薬師岳(2,900m)到着。
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ここで朝食にしました。殆ど風も無く穏やかな中、遠く剱岳を眺めながら贅沢なひと時です。
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振り返ると薬師岳山頂の下、金作谷カールがとても立派です。
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30分位はゴハン食べていたでしょうか。今日の行程は長いのに、最初から休みっぱなしです。そろそろ出発せねば・・・と、彼方の剱岳を見てみると・・・
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あ・・・既に笠雲がかかっています。今日も早めにガスが出そうです。
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↑思い切りズームアップ(byPowerShotSX230HS←このデジカメのスーパーズームは秀逸です。TIPA Awards 2011でベストスーパーズームカメラ2011 を受賞したそうです。)

最初は大きめの岩がゴロゴロした所を進みます。
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しばらく行くと岩稜帯は消え・・・
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間山(眼下中央のこんもりピーク)までの下りはとても気持ちが良い道です。
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横を見ると、黒部川 上ノ廊下を隔てて赤牛岳です。赤牛岳ってこの位置から見るとどっしりした大きな山なんだなぁ、と思えます。山頂から左側(北側)に続く長大な尾根道が、厳しいと定評の読売新道ですね。いつか歩いてみたいなぁ・・・
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この辺りからですと、北アルプス最深部の雲ノ平一帯の地形がよくわかります。(地名入りの写真はこちらをご覧下さい(1024*768pixで開きます))いやー、スバラシイ。
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岩稜帯を抜けてからはお花も増えてきました。可憐なハクサンイチゲです。
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間山(2,585.2m)まで下って来ました。
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小さな間山池がアクセントになっています。
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北薬師岳からスゴ乗越まで一旦標高差750mを下る事になりますが、ここ間山まででまだ300mしか下っていません。眼下には小さくスゴ乗越小屋が、その向こうにはスゴノ頭、越中沢岳、鳶山と、今日越えねばならないピークが立ちはだかっています。水平に行けばちょうど鳶山が同じ位の高さなんだよなぁ・・・と思うことしばし。(こちらをクリックすると山名を入れた写真が開きます)
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40分程でスゴ乗越小屋到着。スゴ乗越小屋は、鬱蒼とした乗越そばの林の中にでも建っているとばかり思っていたので、こんな明るい小屋だったのかとちょっとびっくりです。飲み物を所望して少々休憩です。
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15分程休憩して出発、小屋の周りに広がる湿原上の木道を進みます。ここからは150mdownwardright~250m急upwardright~100mdownwardright~300m急upwardright~250mdownwardright~250mupwardright~100mdownwardright、とアップダウンが続く道のりです。気合を入れて歩みを進めます。
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ふと見上げると、「僕は飛べるのに君は大変だね」という感じで見下ろしているホシガラスさんがいました。
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少し下ってスゴ乗越まで来ました。
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いよいよ急登の始まり・・・
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振り返ると黒部源流一帯の素敵な景色なのですが・・・
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日差しが照りつけて暑くなってきました。スゴノ頭はまだまだ上の方です。
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しばらくするとガスが出てきました。登りでガスはこれ幸いです。巨岩を攀じりながら進んでいきます。
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登りでしかもガスですと足元に目が行きます。ハクサンシャクナゲがきれいな薄ピンク色です。
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スゴノ頭に到着。ピーク直下を巻くようにして下りに入ります。
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眼下に越中沢岳との鞍部が見えてきました。
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続いて越中沢岳への急登の始まり。
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フワフワと産毛が生えたようなチシマギキョウ(かなりピンボケ・・・)
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また巨岩が増えてきました。
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急な登りが続きますが、ワタシ的にはここは下るより登った方が歩きやすそうに思えました。
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ニッコウキスゲがきれいです。
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一旦水平になり急斜面のトラバースを進みます。
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おっ、晴れてきました。まだまだ登るんですね・・・
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山頂が見えたら見えたで暑くても元気が出ます。ゲンキンなもんです。
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越中沢岳(2,591.4m)に到着しました。まずはふた山通過、時間も11:30、なかなか良いペースです。
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薬師岳縦走-3 越中沢岳から五色ヶ原へ に続く・・・

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コメント

待ってました。薬師までは思いでの景色、その後のロングコースは未知の風景で、ともに楽しめました。小生が行ったときは、薬師山頂に宝剣が奉納されていたのですが、今はなくなったんでしょうか。カールが立派で、雲ノ平・黒岳~赤牛~読売新道の迫力が凄いですよね。お写真からもビシビシ伝わります。五色が原楽しみにしております。

投稿: takebow | 2011年8月29日 (月) 04時53分

ガスの中からのご来光素敵です。
それにしてもロングコースのトレッキング、誠にお疲れ様です。
この山域は未知ですが、是非訪れてみたい
ですね。
デジタルズームはすごいなあ。
あの写真はズーム状態にして手持ち撮影?それとも撮った写真を拡大?
前者だとよくブレずに撮れますね。
ちょっとビックリです。

投稿: けろぼうず | 2011年8月29日 (月) 13時19分

う〜む…。
長いだけでなく、かなりのアップダウンがあるんですね!
その回数、標高差…、暑かったら、絶対イヤになりそうですね…。
あひるさんの方からは、自分が歩いたコースはあんな風に見えるのか!?と、かなり参考になりました。
いつか、自分もこのコース、歩いてみたいです。
もちろん、涼しい時限定で…。

投稿: 寅次郎 | 2011年8月29日 (月) 20時52分

■takebowさん、こんにちは。
お楽しみ頂けて良かったです。
薬師山頂の祠の中はこんな感じでした。
宝剣らしきものは無かったですね・・・
カールは確かに立派ですね。
また、あのドッシリ感は期待通りの"薬師岳"でした。
赤牛岳は、五色ヶ原から見る形が全然違うので
さらに驚きました。その辺りは追って・・・

投稿: あひる→takebowさん | 2011年8月30日 (火) 23時25分

■けろぼうずさん、こんにちは。
このコースは地図を見ている段階から、やたら現れる
アップダウンが気になっていたのですが・・・
全く想像通りの山行になりました。
厳しい岩場も楽しい(?)ですが、
こういった充実の縦走も楽しいです。
"あの写真"とは傘雲の剱岳写真でしょうか?
原本はこの画角の写真です。(実際は4000*3000ピクセルの大きさで撮影)
編集時、縁を一部削った位です。
最高ズームで撮っていますが勿論手持ちです。
けろぼうずさんも是非!

投稿: あひる→けろぼうずさん | 2011年8月30日 (火) 23時30分

■寅次郎さん、こんにちは。
寅次郎さん撮った薬師岳がワタシの参考になったと同じで、
別の方角から見ると、地形が分かって面白いですね。
100m位のアップダウンでしたらまだ良いのですが、
700m以上下った後の、200~300mのアップダウン連続は
歩く前に気が重くなります。
この後出て来る鳶山が一番キツかったです。
まぁ、充実感もかなりありましたがcoldsweats01・・・
"寅次郎超特急"ならば楽勝です、きっとgood

投稿: あひる→寅次郎さん | 2011年8月30日 (火) 23時37分

あそこに行くのに、こんなに下るのかよ~
私もぼやいちゃいますね(笑い)
地形図でのアップダウンを見てわかっていても
実際、その場に立つと・・・ですね
ロングコースお疲れ様でした
私は、来年、逆コースで狙うことを決めました
スゴを越えて一気に薬師へ二泊三日
しっかり参考にさせていただきます
ガス時 要注意のケルンの所は 
見印等はありました?
体に似合わず心配性な物で(大笑い)

投稿: くに | 2011年9月 4日 (日) 06時37分

■くにさん、こんにちは。
事前に判ってはいても、目の前にすると・・・
全くその通りですね。
南下ルートをとる人は多かったですよ。
結構すれ違いました。
北行ルートで五色ヶ原まで来た方は5人でした。
ケルンは薬師岳から下ってくればホワイトアウト
でもない限りは目に入ると思います。
コンパスが南東に向き始めたら、東南稜に
踏み込んでいますのでご注意を。

投稿: あひる→くにさん | 2011年9月 5日 (月) 00時09分

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