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2010年8月 1日 (日)

岳沢紀行-2 天狗沢からジャンダルムへ

・・・岳沢紀行-1 岳沢小屋へ より続く(準備中)

今日は岳沢から天狗沢を詰め、ジャンダルム~奥穂~吊尾根~岳沢~上高地と周回の予定です。岳沢小屋の標高は2,170m。天狗のコルまでは650m、ジャンダルムまでは更に350mの標高差になります。
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小屋の裏手、ヘリポートに向かう途中から斜上するように天狗沢への道は始まります。
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道端には開花前のヤマハハコが・・・
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まず一つ沢を横切ります。ペンキマークも判り易くつけられていました。
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沢を横切ると・・・何だろう?テガタチドリかな?
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暫くは快適な登山道が続きます。正面に見えるピークの右側、Vの字に切れ込んだ所が目指す天狗のコルです。
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天狗沢は素敵なお花畑でした。早速クルマユリがお出迎え。ここまで花が沢山咲いているとは思わなかったので、停止に次ぐ停止で時間のかかること・・・
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花火のようなミヤマシシウド。
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あら、ガスが湧いてきました・・・しばらくは登りが続くのでガスの中で涼しいのは幸いかも・・・。
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イワオウギも沢山咲いていました。
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イワツメクサ。群落も良いですが、ちょこっと咲いているのも素敵です。
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ヨツバシオガマ。
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ガスが濃くなってきました。でも涼しい・・・気温は15度少々。風も無く足元に咲き乱れる高山植物を見ながら気持ちのよい山歩きです。
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ミヤマアキノキリンソウかな?
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満開のミヤマキンポウゲの中を進む登山道。視界が明るくなります。
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ハクサンイチゲも沢山咲いていました。
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ミヤマキンポウゲとハクサンイチゲのコラボ。
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通る人も少ない登山道なので、お花畑と道が一体になってしまっているようです。お花を踏まないように気をつけて歩みを進めます。
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ちょいとガレ場を横切り・・・
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再び草付き斜面に入ります。こちら側もお花が沢山。
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ミヤマカラマツ、とてもきれいな花です。
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ハクサンフウロもあちこちに。
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ガスだと気分が凹みがちですが、今日はそんな事も無く楽しい感じです。
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おぉっ!明るくなってきました。
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コバイケイソウの群落がありました。
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一気にガスが晴れてきました。
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振り返ると雲海。岳沢に溜まったガスの上に出たようです。向こうに見えているのは前穂高岳(左端)と明神岳の山並みです。(ツンと尖っているのが明神Ⅱ二峰です。(明神岳を覗いてみたい方はこちらへ・・・))
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快晴になりました。この辺りは標高2,500m、これから天狗のコルまでは標高差300m程の急登です。この写真を撮っているのは下から見るとこの辺りなのです。
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ここからは準バリエーションルートと言っても過言で無い悪路になります。(岳沢小屋のWebサイト記事でも書かれています) 西穂高~奥穂高の稜線、大キレット等の難しいと言われている登山道にも、ここまで岩が不安定な場所はありません。強いて言うと、(バリエーションルートの)本谷左俣の下りか、北鎌尾根に行く途中通る貧乏沢のガレ場位と言ってもいいかも・・・(ちょっと大袈裟かな・・・)。登山道なので山小屋さんがペンキマークを随所に付けてくれていますが、必ずしも目につく訳では無く、登山道から一歩外れるとガラガラガラ・・・と岩が崩れるような場所なのです。ガレ場ザレ場に慣れてない方は、ここから先は行かれない方が賢明かと・・・
今までのお花畑登山道とは一変。
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進むに従ってドンドン急斜面になってきます。
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いよいよ雪渓地帯に突入・・・と思ったら・・・
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雪渓の端には人一人が通れる程のスペースがあり、アイゼンを付ける必要はありませんでした。
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いい感じに雲海です。
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劇急なのです。
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天狗のコルの避難小屋跡は見えているのですがなかなか近づきません。
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一か所(一歩)だけ雪渓を横切る所がありました。
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避難小屋跡と最上部の雪渓が近づいて来ました。
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こちらも雪渓脇に人が通れるスペースがありました。落石が嫌な岩壁沿いにルートをとります。この辺りは一歩踏み出すと半歩分岩が崩れてきますので、四つん這いで登るに近い感じです。
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天狗のコルに到着しました。振り返った図です。(晴れていればこんな景色です(2009年8月9日撮影)昨年は全然雪が無かったです)
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飛騨側も雲海でした。笠ヶ岳が頭を覗かせています。ここからは西穂高~奥穂高の縦走路に入ります。いいペースなので休憩もそこそこにジャンダルムを目指します。
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標高2,900m辺りで後を振り返ってみました。真ん中のトンガリが天狗ノ頭(2,909m)、その後ろに間ノ岳(2,907m)、さらに後ろに西穂高岳(2,908.6m)、よく見るとどの山頂にも人が立っています。(向こうの山々に行ってみたい方はこちらをご覧下さい・・・)
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このコースは南下ルートでしか使った事無いのですが、意外とコースが判りにくいです。とは言っても先ほどの天狗沢に比べたら何と岩の安定していることか・・・
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正面のトンガリピーク西穂高岳(2,908.6m)より高い所まで登ってきました。眼下に見える雪渓が先程詰めて来た天狗沢です。
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岩壁の中段を真ん中程までトラバースし、稜線へ直登するようルートが付けられています。よく見ると稜線に出た所に人がいます。
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こんな岩稜帯にもフト見ると可憐な花が咲いており、気持ちが穏やかになります。これはハクサンイチゲかな?
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こちらはイワウメですね。
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この辺りからは主稜線を少し東側に外れて登っていくのですが、、、よく見るとあちこちを人が降りてきています。コース取りの判りにくい辺りですね。
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タカネヤハズハハコの蕾。
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ジャンダルムが眼前に姿を現しました。槍ヶ岳もよく見えています。
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こちら奥穂高岳~前穂高岳間の吊尾根、いつ見ても雄大な眺めです。よく晴れ渡っています。
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ジャンダルム(3,163m)に到着。横になって一休憩のワタシ。Gens053
岳沢小屋から3時間半程で着いたので予定通り奥穂高岳(正面)に向かう事にしました。

岳沢紀行-3 .奥穂高岳を経て上高地へ 続く・・・

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コメント

おお、スゴイ。ぜひ詳細なレポートを期待しております。

投稿: takebow | 2010年8月 2日 (月) 21時45分

■takebowさん、こんにちは。
天狗沢ネタは結構興味をお持ちの方も多いですが、
バリエーションルートと言っても過言で無い程の
コースですから、キチンと載せようと思っています。
しばしお待ち下さい。

投稿: あひる | 2010年8月 3日 (火) 07時38分

にっちもさっちも身動きの取れないわが身としては、うらやましすぎますよ。
天狗沢は10年前に下降に利用しましたけど、コル直下のザレザレはまさに
岩の墓場のようでしたね。
ちょっと前のように思い出しましたがもう10年も前とは・・・(ちなみに8月5日でした)
ひたすら思い出に浸るしかない状況ですので、楽しみにお待ちしております。
S氏は元気でしたか?

投稿: SF | 2010年8月 4日 (水) 22時47分

■SFさん、こんにちは。
お忙しい最中でしょうか、ご苦労様です。
なかなか行けない時ありますね・・・少しでも
リアルな山の雰囲気を感じて頂ければ幸いです。
SFさんは天狗沢経験者でしたか・・・
きっと10年前と同じ状況だったのだろうと思います。
岳沢ヒュッテが無くなって更に悪化していたかも・・・

S氏は・・・お元気でしたよ。
小屋周りの整備をキビキビとこなされていました。

投稿: あひる | 2010年8月 7日 (土) 08時14分

早速行かれたのですね
詳細 期待してます
来年は小生も・・・

投稿: くに | 2010年8月 8日 (日) 06時14分

■くにさん、こんにちは。
はい、早速coldsweats01
詳細記事も掲載しましたのでご覧下さい。
来年是非!

投稿: あひる | 2010年8月 8日 (日) 20時59分

いや〜、相変わらず丁寧なリポートなので、
拝見していてとてもわかりやすく、また、楽しいです。
思わず、行きたくなっちゃいますね。(笑)
前編、後編も楽しみにしております。

投稿: 寅次郎 | 2010年8月 8日 (日) 22時53分

詳細なレポートさすがですね
一昨年歩いた道を懐かしく拝見しました
小生も来年は行くぞ!!
と、益々ワクワクしてきました
続きも楽しみにしてます

投稿: くに | 2010年8月 9日 (月) 18時58分

可愛い花の数々とジャンダルムの雄姿。
いや~素晴らしいです!
何とか今年は行ってみたいですね。
(ホンマに行けるんかいな?)
その際はあひるさんのレポートを参考に
させて頂きます。
ところであひるさん、花詳しいスね。
ワタクシは未だによくワカランとです(笑)

投稿: けろぼうず | 2010年8月 9日 (月) 22時24分

■寅次郎さん、こんにちは。
お楽しみ頂けたようで良かったです。
寅次郎さんなら絶対行きたくなるコースですね。
岳沢小屋にも書かれていますが、
大変充実出来る周回コースですよ。
早速今月辺り・・・good

投稿: あひる | 2010年8月10日 (火) 00時39分

■くにさん、こんにちは。
例によってやたら写真を撮っているので、
止まってばかり・・・でもそれだけジックリ歩く
楽しみのあるコースでしたよ。
来年と言わず是非今年! 秋もお勧めみたいですよgood

投稿: あひる | 2010年8月10日 (火) 00時43分

■けろぼうずさん、こんにちは。
岩場の好きなけろぼうずさんなら絶対興味を示すコース
ですね。じっくりとステップアップされていって下さい。
撮っている写真はこの数倍枚数ありますので、その際は
いくらでも詳細且つ大きな画像でお届けしますよgood

花は・・・やっと少し覚えてきた所です。
大部分は、高山植物の本(←4冊購入!)で調べまくり、
判らない花は詳しい方に相談し、何とか載せています。
その場で名前を言える花はシマシマさんの方が
多いと思いますよcoldsweats01

投稿: あひる | 2010年8月10日 (火) 00時54分

本当に素晴らしいです。小生のダメ駄目山行とはえらい違いです。天狗沢のお花畑までは小生も行ったのですが・・・(^_^;)。
いつも通り素晴らしい写真の数々。本当に行った気にさせてもらいました。後編も期待してます。

投稿: takebow | 2010年8月14日 (土) 19時55分

■takebowさん、こんにちは。
いえいえ、ダメ駄目山行なんかでは無いですよ。
ワタシは、最近は写真ばかり撮っているので
"目で記憶"していない事もあり、マズイなぁ、
と思っています。
行く事が無い方にも雰囲気を味わって頂けている
という点は良かったなぁ、と思っていますが・・・

今回は景色&岩&花が沢山共存した山行でした。
後編も一両日中にはcoldsweats01。またお寄り下さいね。

投稿: あひる | 2010年8月15日 (日) 17時28分

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