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2010年8月21日 (土)

九重山行記 後篇~最高峰中岳から最高所温泉を巡る

・・・九重山行記 前篇~主峰 久住山へ より続く

九州本土の最高峰中岳(1,791m)に着きました。向こうの方に坊ガツル(湿原)が広がっています。
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九州唯一の高層湿原「坊ガツル」が拡がっています。坊ガツルとタデ原湿原は2005年にラムサール条約に登録されています。湿原の真ん中を流れている鳴子川は筑後川の源流になります。
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30分少々展望を楽しんだ後、お隣の天狗ヶ城に向かいます。歩いていて気持ちのよい九重の山並みです。
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天狗ヶ城の基部まで来ました。
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こちらからは先程歩いた御池が良い角度で見えます。
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先程までいた中岳。またガスが出てきたかな・・・
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小さな広場になっている天狗ヶ城(1,780m)の山頂。
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大部分はこのような感じの道です。帰路は久住分れへのショートカットをとります。
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今朝方下った星生崎です。下に見える久住分れの広場には多くの登山者が見えています。この辺りから見上げた久住山頂も鈴なりの人でした。
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久住分れから北千里浜に向けて、標高差200m程の下りに入ります。ここも意外と悪路・・・
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硫黄山のそばまで来ると北千里浜、登山道の様相が一変します。ここ北千里浜では、1962年の正月、1mを越える積雪で気温も氷点下15度まで下がり、装備も軽かった9名の登山者が遭難し7名が亡くなる事故が起こったそうです。九重山は九州とはいえ冬は立派な雪山ですからね。
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硫黄山は活発に噴気を上げています。
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この北千里浜から諏蛾守(すがもり)越にかけては霧が多発するようで、短い間隔でケルンが立てられていました。ここでガスに巻かれたら嫌だなぁという感じです。真正面のピークが久住山になります。(振り返った図です)
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諏蛾守越への分岐が近付いて来ました。
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イタドリに囲まれた指導標。
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諏蛾守(すがもり)越にかけての登りにもこれでもかという位のマークが施されていました。
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諏蛾守越に到着。ここが三俣山への登山口になっています。
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すがもり越避難小屋で寛ぐ人々。硫黄山噴火前にはここに売店もあったそうです。写真の右端に鐘が見えますが「愛の鐘」と呼ばれ、遭難死の慰霊の意味と、道に迷った登山者に鐘の音で避難小屋の位置を知らせるために設置されたものだそうです。
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さて、今は12時半。夏の午後は雷がくるので早めの帰途についたのですが、せっかくなら坊ガツルや法華院温泉にも寄りたかったなぁ、と思案どころ。昨日20日、この辺りに雷注意報が出たのは16時頃、、、今日は今のところ出ていません。ガスは出るものの、溜まる程の事は無く蒸発していきます。入道雲らしきものも無い・・・「煙が高く上がれば翌日の天気は晴れ、低くたち込めると雨」と言われる硫黄山の煙は・・・夏の夕立ちにはあまり関係無さそう・・・という訳で法華院温泉まで往復することに計画変更。一旦下って、先程歩いてきた砂道を東の方に歩き、200m程下ったところが法華院温泉です。
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上の写真にある白い道はまるで砂浜を歩いているような足ざわりでした。
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眼下に「坊ガツル」が見えてきました。(結構暑いのですが)気持ちのよい景色にペースも上がります。坊ガツルとは不思議な名前ですが、「坊」は宿坊の、「ツル」は水の流れる平坦地の意味だそうです。
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法華院温泉に到着。ここは標高1,303mの高さにある九州最高所の一軒宿温泉。交通手段は徒歩のみなのです。飛ばしに飛ばして、すがもり越から20分で到着!
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土曜日だけあって、多くの方が既に寛いでいました。
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早速ひとっ風呂浴びる事にしました。気持ちよかった・・・
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左は平治(ひいじ)岳(1,642.8m)。ミヤマキリシマで有名な山なのです。今度は湿原だけを時間かけてゆっくり歩いてみたいものです。
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帰路、まずは200m位の登りです。風呂上がりの急登は応えます。背後の雲は積乱雲に成長する気配は無し、しばらくは天候はもちそうです。
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砂地の道は照り返しがキツイ・・・
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諏蛾守越に戻ってきました。先程よりよい天気・・・三俣山の緑が目に眩しいです。
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乗越から長者原方面への道。意外と悪路でしたが、小さな子を連れた親子連れ等もおり、近場のハイキングという様相の方々が多いのが印象的でした。
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上の写真に見えている道路まで辿り着きました。乗越を境に緑の三俣山とガレ場の硫黄山・・・不思議なコントラストです。
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こちら白いイタドリ。
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そのお隣には赤いイタドリ(別名メイゲツソウ)。このコントラストも綺麗です。
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かなり荒れている所もありました。
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このカーブの左側空き地から下山路にはいります。
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目指す大曲の駐車場(ヘアピンカーブの頂点)までは結構近いのです。左に登っているラインが今朝方登った星生新道です。
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幾度か藪を通り過ぎて・・・
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温泉まで行ったため、予定より1時間半程遅れて無事下山です。
今日歩いた一番の標高差は星生山までの+550mと、そんなに厳しい標高差では無かったのですが、その後のアップダウンで累計標高差は登り下りとも1,100m・・・意外と歩きました。九重山・・・穏やかで巨大な山塊の中に、稜線漫歩あり、湿原あり、温泉あり、お花畑あり、活火山あり、岩稜帯あり、藪こぎ(?)ありの大変奥深い山素晴らしい山、良い山歩きが出来ました。
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雷ですか?
結局この日も、夕刻17:15になって雷注意報が出ましたが遭遇する事無く帰途につけました。

おしまい。

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コメント

さすがに九州の山で、景観が独特ですね。木々も全体的に低いし、広々と草原が広がる感じで気持ち良さそうです。でも標高がそこそこあるとはいえ、そこは九州、暑かったでしょう。
しかしなぜいきなりこんな西へ?(^。^ 9

投稿: けろぼうず | 2010年9月 1日 (水) 22時52分

■けろぼうずさん、こんにちは。
阿蘇といい、くじゅうといい、火山性の地質で
まだ木々が生えていないのですね。
何十年、何百年もすれば樹木豊かな山になって
いるかもしれません。
暑さは、、、関東の方がひどいような気がしまたsweat01

>なぜいきなりこんな西へ?

それは、、、そこに九重という山があるからですgood

投稿: あひる | 2010年9月 3日 (金) 01時05分

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