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2007年8月 5日 (日)

北鎌尾根-12 岩稜(3) 北鎌平へ

・・・北鎌尾根-11 岩稜(2) より続く

岩稜帯(3)は、P14の先から北鎌平までです。いよいよ北鎌尾根もラストスパートに入ります。今回から拡大写真を増やしましたので、北鎌尾根の姿をじっくりとご覧下さい。
Iwa_route3
(地図の作成にはDAN杉本氏によるカシミール3D山旅倶楽部の山旅地図を利用しています)

いよいよ最後のピーク P15への登りに入ります。眼前に見えているのはP15の前に控える小ピーク(拡大写真(1000×750))です。ここはどうも岩が不安定そうに見えるので前半部分は千丈沢側を巻き気味に進み、ハイマツ帯の辺りから稜線に戻ることとしました。(3-1)
Kitakama148

スラブ帯から稜線に戻れそうですので、写真左上部を目指して登ります。 ちょうどスラブを越えてガレに入った所で、足をかけていた50cm強の岩がいきなりザーッと崩れ落ちました。ひょい、とどいたから良かったものの、両足で乗っていたら危ないところです。乗り切るまではビクともしないのにね・・・そんな浮石だらけの所なのです。(もちろん下のトラバースに人がいたら大変です。逆に稜線に人が向かっていたら、続行して登らないこと! ←これは前日大天井ヒュッテで小池さんも言われていた事です)(拡大写真(1000×750))(3-2)
Kitakama149

上記稜線に戻って振り返った所です。(拡大写真(1000×750)) 眼下はるか下に千丈沢が見えています。転げ落ちたら止まりません・・・(3-3)
Kitakama150

P14までに比べると灰色の巨岩が増えてきました。槍ヶ岳が近づいてきた事が岩質からも感じられます。 まっすぐに前方の岩稜を登ります。(拡大写真(1000×750)(3-4)
Kitakama151

ここだけ見ていると大キレットの岩場と似ていますが、何より違うのはこちらの巨岩はあちこちグラつくことです。(3-5)
Kitakama152

累々とした岩場を進みます。(3-6)
Kitakama153

この辺りがP15のピークになります。前方、北鎌平に辺りにはちょうどガスがかかっています。(3-7)
Kitakama154

「諸君頑張れ」の碑がありました。 頑張りますよー!!(3-8)
Kitakama155

P15を過ぎると尾根は細く険しくなります。遠く左から東鎌尾根が近づいてきました。(拡大写真(1000×750))(3-9)
Kitakama156

ガスがとれて槍ヶ岳が姿を現しました。今までに見たことの無い、荒々しい槍ヶ岳の姿です。(拡大写真(1000×750)) ひと登りした(写真中段)辺りが北鎌平です。(3-10)
Kitakama158

北鎌平に向けて最後の登りが眼前に控えます。(拡大写真(563×750)) コース取りを考えて向かいますが・・・(3-11)
Kitakama160

真下に来るとこんな感じなので、考えたコースも良く分かりません。でも登れるところがコースなので、見当をつけて取り付きます。(3-12)
Kitakama161

しばし登って振り返った図です。(拡大写真(1000×750))  北鎌平に向けての岩場もなかなか険しいのです。左に見えるのが先ほど通過したP15です。(3-13)
Kitakama162

ほどなく広場が現れました。北鎌平到着です。(3-14)
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周りは累々とした岩場ですが、キャンプサイトのような場所もあり、今までに無く落ち着ける場所です。北鎌平まで独標から2時間12分。途中随所で写真を撮りながらでしたから、まぁ合格タイムと言えましょう(自己納得(^^;)。(3-15)
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そして、北鎌平から見上げた槍ヶ岳ファミリー(大槍、小槍・・・)です。(拡大写真(1000×750)) どこを登るんだろう・・・という感じですね。いつも見る槍ヶ岳とは全く違う山のような険しさです。(3-16)
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歩いてきた北鎌尾根、右のピークが独標、左がP15です。(拡大写真(1000×750)) 天気もどんどん良くなってきて感無量です。 槍ヶ岳山荘に予約の電話を入れて、しばらく横になって休憩タイムとしました。(3-17)
Kitakama167

北鎌尾根-13 槍ヶ岳山頂へ へ続く・・・

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コメント

北鎌平ってまさにオアシスですね。「風雪のビバーク」の舞台なんですね。槍の鋭角な感じが他の地から見たのとは段違いです。スゴイ。

投稿: takebow | 2007年10月23日 (火) 20時29分

■takebowさん、こんにちは。
北鎌のオアシス・・・そうかもしれません。槍ヶ岳行った際、北鎌平まで下って一日のんびり過ごしても良いかなぁ、とも思います。ここも風雪の季節は地獄のようになるのだろうなぁと思うとヤマって怖いと思いますね。槍の鋭角さは、北側と南側でどうしてこうも違うのだろうという感じがしますね。

投稿: あひる | 2007年10月24日 (水) 00時40分

お〜、いよいよ槍だな!とドキドキしながら読み進めさせていただいております。それにしても…岩岩岩の凄い所ですね!難易度が違うでしょうが、昨年行った奥穂〜西穂を思い出しました。

投稿: 寅次郎 | 2007年10月25日 (木) 23時36分

迫力のある数々の写真!感心しています。
さて私はこの辺り、全て千丈沢側の巻き道を辿り北鎌平にはひょっこり出ました。よって「頑張れ!」のレリーフも見ませんでした。もうバテバテで“20分歩いては10分休憩”といった超スローペースで這っていました。正に、しんどい!しんどい!でした。ところで、北鎌尾根で遭難された“加藤文太郎さん”の事を、その知人と言う方からチラッと聞いた事があります。今から30年程前の事ですが、六甲山をハイキング中(私は大阪出身です)に、お年寄りから声を掛けられ話込むうちに、加藤さんの話題になりました。この方は加藤さんとは一緒に山に登った事は無い(単独ですから当たり前ですね)ようですが「ブンさんは凄かった!」とだけ言っていました。取り留めのない話になりました。申し訳ありません。あひるさん!次回も楽しみにしています。いよいよフィナーレですね!!!

投稿: しんどい | 2007年10月29日 (月) 11時14分

■寅次郎さん、こんにちは。コメント遅れてすいません。 私も奥穂~西穂をやった後、北鎌にいけるかなぁ、、、と思い立ちました。でも、奥穂~西穂とは全く異質なんです・・・当たり前ですよね、登山道が無いのですから(^^; ルートファインディング,浮石,クライミング,また大天井ヒュッテから抜けようとすると体力&時間との戦いとあらゆる要素が入ってきます。でも通り抜けた時の充実感は最高ですよ。是非(^^)v

投稿: あひる | 2007年11月 2日 (金) 02時02分

■しんどいさん、こんにちは。
私は、北鎌沢~独標基部がしんどいしんどいでしたが、この辺りは絶好調に突入していました。岩場の登下降が楽しくて仕方無いというハイテンションな状態に突入していました(^^; ですので写真が増える一方、、、なかなかコンテンツ的に槍ヶ岳に到着しない状態です。。。 加藤文太郎さんの話は興味深いですね・・・。そう言えばヤングジャンプという雑誌で「孤高の人」というコミックが連載され出しました。主人公は森文太郎・・・ 現代版「孤高の人」で少し面白気味ですよ。

投稿: あひる | 2007年11月 2日 (金) 02時09分

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