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2006年9月25日 (月)

雲ノ平~槍ケ岳縦走-11 本谷左俣下降 上高地へ

・・・雲ノ平~槍ケ岳縦走-10 より続く

※ここは登山道の無いコースです。不安定な岩場歩きに慣れて、磁石と地図で自分の行くコースを判断出来る、自己責任で行ける方以外は行かれない方が賢明です。もし行かれて怪我して動けなくなっても誰も通らないので助けてもらえません。※

北穂池からの滝を過ぎると、9月後半にも関わらず大きな雪渓が残っていました。しばらくは雪渓歩きです。下から見上げるとここまで融けていました。一部底が抜けて光が差し込んでいます。こうしている間もガラガラと雪が崩れ落ちていました。(融けてきた雪渓のどこが危ないか的確に判断出来ない人はそもそも来ちゃ駄目ですね・・・)
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左俣の右岸は北穂池の台地がある絶壁で、落石があるので近寄り難いですが、ゆるやかに見える左岸斜面もこの通り、いつ落石が来てもおかしくないような所です。左俣が落石の巣窟と言われるのもうなずけます。
Kumo141

やっと眼下に二俣が見えてきました。実は雪渓を過ぎてから二俣まで下るこの辺りが一番悪かったです。踏み出すとその周りの岩も含めてザザザーーっと崩れ落ちるんですね。で、それに巻き込まれないように足元が流れる前にせっせと横にトラバースしたり・・・
Kumo142

はるか上に見えている大キレットから標高差700mを下りきり、二俣に着きました。ちょうど太陽に照らされる時間帯だったので、明るい中を下ることが出来ました。
Kumo143

こちらは右俣です。昨年はこちらを登りました。落石の危険度、景色の良さを含めて考えると右俣の方がお薦めですね。(とは言っても登山道じゃ無いので安易に行かないこと)
Kumo144

ここからは本谷橋に向けて、河原歩きと藪コギが続きます。標高も下がったのでかなり暑くなってきました。
Kumo145

涸沢出会いに到着、しばし休憩です。するといきなり藪がガサガサガサ!「熊か!」とヒヤっとすると人が現れました。まさかこのコースで別の登山者に会うとは・・・
Kumo146

昔涸沢に向かう時は、この谷を詰めて来て、この出会いから涸沢へ入ったそうです。そんな訳で赤ペンキの指導標やらトラロープやら随所に昔の登山道の痕跡が見られるようになります。
Kumo147

左岸の藪をかきわけながら下っていきます。 旧登山道後が少し残っている左岸に比べ、ほとんど河原を歩く右岸の方が藪通過は少なく楽だったような気がします。(巨岩が転がりどうやっても河原を通れない所のみ藪を高巻きします)
Kumo148

本谷橋到着。ここで一般登山道に合流です。ここからは歩きやすい道。足元が安定していて歩けるって本当に有難いことだと痛感しながら、上高地へ下ります。
Kumo149

途中徳沢園で食事。秋の名物、「氷壁ラーメン」です。一日限定60食。はっきり言って美味しかったです。
Kumo150

いつもは河童橋の写真で締めくくりますが、今回は大正池から見た穂高です。4日間約50Km、晴天に恵まれた山行でありました。いくつもの北アルプスの新しい魅力に出会えた山行でした。
Kumo151

おしまい。

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コメント

お疲れ様でした。この1ヶ月余り、あひるさんのレポートを楽しみにしてきた小生としては終わっちゃって残念です。一般人が経験できない場所だから、というよりも山の素晴らしさ・楽しさを教えてくれるので最高です。3枚目の写真は本当に危なそうで、何か全部雪崩れそうに見えます。本当に素晴らしい写真と文章、ありがとうございました。

投稿: takebow | 2006年12月17日 (日) 21時09分

お疲れ様です。takebowさんと同じような心境です。
長編のドキュメンタリーを、次はどうなってるのか?
次はどうなってるのか?と楽しみにしながら見てきたような、
そんな気分で拝見してきましたから…。
本当に楽しかったです。
次回作もまた期待しております。

投稿: 寅次郎 | 2006年12月17日 (日) 22時38分

折立からスタートし、とうとう今日で上高地に下山か、とまるで自分が
歩いていたかのように寂しく思っていたら…
徳沢園の氷壁ラーメンの写真が!
昨年から、下山時の徳沢で狙っているのですが(相方masterが)
通過時間が遅くて、いつも売り切れています。
また、秋にチャレンジです。

投稿: hyahya | 2006年12月18日 (月) 00時38分

■takebowさん、こんにちは。
最後までご覧いただきありがとうございました。
コースのリアルな雰囲気が味わって頂けて良かったです。色々コトバで語るよりも写真を多めにして、見た方がご自身でコースを判断する材料にしていただければ幸いです。色々載せたい山行記録はあるのですが、、、さて次はどれにしましょうか・・・ またお越し下さい!

投稿: あひる | 2006年12月19日 (火) 00時51分

■寅次郎さん、こんにちは。
実際の山行が終わってから少々長く引っ張りすぎてしまいましたが、お楽しみ頂けたようで良かったです。
次回作・・・うーん、どこにしましょうか。写真見ながら少々考えて見ますね!またお越し下さい!

投稿: あひる | 2006年12月19日 (火) 00時57分

■hyahyaさん、こんにちは。
歩いているような気分を味わっていただけたようで良かったです。折立から上高地は本当に素敵な縦走路ですね。 「氷壁ラーメン」出会えました!上にも書きましたが美味しかったです。特に疲れた後には最高です。是非来年の秋は味わってみて下さい! またお越し下さい!

投稿: あひる | 2006年12月19日 (火) 01時02分

こんにちは。ご無沙汰しております<(_ _)>
縦走記事、読ませていただきました。
天気が良くて、すばらしい展望ですね~…いいなあ。

今年は、西鎌尾根から槍を目指したいと
思っているので、とても参考になりました!
アプローチは、折立から行くか、「裏」から行くか…
微妙に迷っています^^;

投稿: STAR-FERRY | 2007年1月19日 (金) 12時37分

■STAR-FERRYさん、こんにちは。こちらこそご無沙汰しております。今年もよろしくお願いします。
この縦走は本当に天気に恵まれました、天気に感謝感謝です。西鎌は以前、"何の変哲も無い尾根道・・・"と勝手に決め込んで特に足を向けていなかったのですが、行くにあたり地図など見てみると"意外と歩き甲斐ありそう、、"と思い楽しみにしていました。その通り、結構歩き甲斐ありました。雲ノ平の方から来ると、少しずつ槍が迫ってくる感じも良かったですよ。(でも「裏」の山々も素敵ですね・・・)コースでの写真はブログに載せている数倍は撮っていますので、必要なポイントの写真があったら教えて下さい、掲載しますので。

投稿: あひる | 2007年1月21日 (日) 14時46分

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